安楽寺伝道３　　「くさの地蔵」安楽寺2009.12.10

安楽寺のご本尊は阿弥陀如来像です。その向かって右側は、観音菩薩（かんのんぼさつ）、左側は、勢至菩薩（せいしぼさつ）です。観音菩薩の前に、「くさの地蔵」という小さなお地蔵さんがあります。

　遠く室町時代（今から約５００年前）にできたとされる乾漆のお像ですから、大変古いものです。くさという皮膚病が流行した時にこのお地蔵さんにお願いすれば治るという信仰が、戦後まもなくまであったそうです。その後、医学の進歩とともに病気は減り、信仰も薄れていきましたが、現在は、、そのみこころを忘れることなく、本堂須弥壇（しゅみだん）の上で大切におまつりしています。又、お礼参りの時のひしゃくが本堂東側にかけてあり、信仰が熱かったことを伝えています。

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