7月25日はカボチャ供養です安楽寺2015.07.23

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住蓮山安楽寺では、毎年7月25日の9時から15時(入山)まで「中風まじない鹿ヶ谷カボチャ供養」を勤めています。当日ご参拝されたお方に、煮炊きされた鹿ヶ谷カボチャを食べていただき、中風にならないよう祈願する行事です。

鹿ヶ谷カボチャは、寺伝によると、寛政年間をはじめ(1790年頃)、京都の粟田に住んでいた玉屋藤四郎(たまやとうしろう)が青森県に旅行した際にカボチャの種をお土産に持ち帰りました。鹿ヶ谷の庄米兵衛に与え、当地で栽培したところ、突然変異して、ひょうたんの形になったといわれています。

この頃、当寺の住職、真空益随(しんくうえきずい)上人が本堂でご修行中、ご本尊阿弥陀如来から「夏の土用の頃に、当地の鹿ヶ谷カボチャを振る舞えば中風にならない」という霊告を受けられたそうです。以後7月25日に供養日を定め、今日にいたっています。220年続く伝統行事です。当日の受付・調理・配膳などは、すべて檀信徒の方々にお手伝いをしていただいています。

なお、当日、本堂では「安楽寺縁起絵」「剃髪図」「九相図」などの宝物(掛け軸)十数点も虫干しを兼ねて公開され、10時と15時から絵解きも行われます。

また、門先では、鹿ヶ谷カボチャを特別に栽培していただき納品していただいている「かね正」さんが鹿ヶ谷カボチャをはじめ加茂ナス、万願寺トウガラシ、九条ネギ、柊野ササゲなど珍しい京野菜を販売されます。こちらの方も、お楽しみ下さい。

→「かね正」http://kyoyasai.co.jp

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