安楽寺通信6 住蓮上人像の画賛安楽寺2013.05.02

画賛とは、掛け軸などの画面に書き添えられた詩句や褒めことばなどで、画賛とも書きます。

安楽寺の宝物に「住蓮上人像」と「安楽上人像」という二幅の掛軸があります。いずれも、江戸時代中期に作られました。「住蓮上人像」の掛軸の上部分に、

「極悪深重ノ衆生ヲトゲントオモハバ住蓮ヲ手本トスベシ 極楽ニ生レンコトノウレシサニ身ヲハ佛ニマカスナリケリ 建永ニ年二月九日 住蓮拝」

と墨で書かれた縦17センチ横30センチの和紙が貼られてあります。これを画賛としています。

住蓮上人の辞世の詩などが記された一枚の和紙か紛失することがないように住蓮上人のお姿を描かせて、これを掛軸にし、この和紙を貼ったものと考えられます。

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