安楽寺通信7 甘茶の木安楽寺2013.05.07

甘茶の木

本堂前庭園の西側にある石仏地蔵の両側に、甘茶の木があります。額紫陽花(.がくあじさい)とよく似た植物で、5月下旬から6月上旬に淡青色や白色の美しい花をつけます。

甘茶の茎や葉を蒸してもみ、緑汁を除くと甘いお茶になります。4月8日の灌仏会(かんぶつえ)の際には、誕生仏(ほとけ)の頭上に、ひしゃくで甘茶をかけてお祝いします。釈迦が生まれた時、空から祝福の甘露の雨が降り注いだことから、この甘茶が用いられるようになりました。

また、甘茶を硯(すずり)に入れて磨ると、書が上達するともいわれています。

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